宇生賀盆地とうもれ木
山平は福賀地区の宇生賀盆地を見渡す場所にあります。
宇生賀盆地の広さは約1.5平方キロメートル。標高は約400mで、現在はほとんどが水田として利用されています。
かつて宇生賀盆地は湖でしたが、数万年前の火山活動によって土砂で埋められて陸地となりました。
約3000年前、陸地となった宇生賀の地にはスギの林が広がっていましたが、急激な土砂の流入により、木の根元が覆われて幹が朽ちて失われてしまいました。しかし埋もれたまま残ったスギの根元は腐ることなく、現代までその形をとどめています。
このような地中から出土した古い時代の樹木のことを「うもれ木」と呼びます。
山平の玄関にて皆さんをお迎えするこのうもれ木も、そんな宇生賀のユニークな自然環境を物語っています。
長い年月をかけて人と自然とが作り出した景色を山平から眺めてみてはいかがでしょうか。
参考サイト:おおだwebミュージアム. 「山口県阿武町宇生賀の埋もれ木」.
https://sanbesan.web.fc2.com/topix/ubuka_umoregi.html, (参照 2024-03-19)